周年事業・年史・記念誌過去を紐解き、今を知り、未来への指針に
年史・記念誌のつくり方と
制作の進め方
「年史・記念誌をつくりたい」「制作担当に任命された」という方のほとんどにとって、年史・記念誌制作は初めての体験ではないでしょうか。実際の作業を始める前に、基本的な知識を確認しておきましょう。
1.制作の意義と活用法
何のために年史や記念誌をつくるのか。その考えを組織内で共有しておくと、後々の進行がスムーズです。
代表的な年史発刊(制作)の目的とメリットを紹介します。
歴史を記録する
あらゆる出来事は、記録されることで「歴史上の事実」として認識されます。
社会的な役割を明らかにする
組織のイメージアップにつなげることができます。
存在意義と独自性を再確認する
組織に所属する方々の誇りやモチベーションの向上につながります。
先達を顕彰する
先達の歩みとノウハウを学び、今後の成長の助けとします。
対外的なPRを図る
多くの情報を関係先や一般の方々へ提供することができます。
資料の収集・整備を図る
資料や写真などを整理し、見やすい形で公開することができます。
2.制作例
年史・記念誌に「こうでなくては」という決まりはありません。
予算や記述内容、表現したい事柄によって、デザインもサイズもさまざまです。
上製本の年史
布クロスに箔押しした表紙やケースで、上品に仕上げることができます。
並製本の年史
親しみやすい雰囲気を持たせられます。
大判の年史
A4サイズで、図表や写真を多く見せることができます。
小型の年史
A5判、さらに小さい四六判など、手に取りやすい仕上がりです。
電子ブック
パソコン・スマートフォンから閲覧可能な電子ブックでの制作も可能です。
外部サイトへのリンクや動画の埋め込みなど、紙媒体では不可能なさまざまな機能を持たせられます。
3.費用感・納期について
費用感
制作にかかる費用は、本の頁数や色数(モノクロあるいはフルカラー)、印刷部数などの基本的な仕様のほか、原稿や資料の有無(調査・取材の有無)などによって大きく異なりますが、おおむね100万円~700万円程度です。
お客さまそれぞれの予算のご都合も踏まえ、最適なカタチをご提案いたします。
納期
納期(制作期間)についても、上記要因により幅がありますが、1年~2年半ほどが目安となります。
ご予算と同様、納期のご事情についても、最大限ご要望に沿うようにいたします。